「寂しい生活」

 図書館へ本を返却しに行こうと夕食後玄関扉を開けてみたら、雨がぽつりぽつり。日付が変わるくらいから降る予想だったけれど、早まったらしい。本がフニャフニャになると悪いので明日出直すことにしよう。明日からは晴れが続くようだし。

 借りたのは「寂しい生活」。元朝日新聞社社員でアフロの稲垣さんの本だ。同時に借りたリーマンショックの内幕的な本はどうも内容が頭に入ってこないので途中で断念。(最近そういうことが多い)それに比べるとすんなり入ってくるんだよね、稲垣さん本。もちろん「冷蔵庫なし、洗濯機なし、電気代月150円台」という彼女の極端な節電には真似できないものも感じるが、節電したいと思ったきっかけがあの原発事故、というのが  #MeToo  な人は私だけではないと思う。

 私も昨年の引越をキッカケに電子レンジを断捨離してみた。結果は・・・意外と何とかなっている。だけど同時にやっぱり欲しいなと思う場面もあり、いま再購入を悩んでいる。ちなみに私が感じている電子レンジが欲しい場面とそうでもない場面は・・・

 ・ご飯の温めは鍋でふかす、でも対応できる

  (でも弁当用は冷凍なのでそれぞれ数のコントロールが必要)

 ・ミニトマトセミドライトマトを作るときにオーブン機能を使っていたが、

  塩+天日干しで大丈夫だった。

 ・コーヒーをハンドドリップした際の温めなおし(どうしても冷める)など、

  飲み物の温めには電子レンジはやっぱり良い。

というのが電子レンジがなくなってからの私の感想。以前所有していたのは漠然といろんなことが出来て良いかも、と思って買ったオーブンレンジで、それまでの単機能レンジより一回り大きい図体とかなりの重さにびっくりした。でも私の状況には少なくともオーブン機能はもったいなくて、単機能で十分、というのが結論。もう少し頑張ってみるか、買いなおすか、ここ1か月くらいうじうじ悩んでいる。

 食べ物を天日干しするって、やってみたことがなかったけど、やってみると簡単で味が濃くなってむしろおいしかったりする。細かいことは稲垣さんの別本「もうレシピ本はいらない」でさらに詳しく書いてあるのだが、メシ・汁・漬物的な食事もホントにおいしくて簡単で、今まで食事の用意が億劫になりがちだった私が今やほとんど外食しないようになったりしたのだから、やったことがない人にはぜひやってみることをお勧めしたい。私の場合はご飯の用意で気が重い状態(献立を考えるところから)がなくなって、大げさに言えば世界が変わった。